【回顧録編】 2015セルビア滞在その1 ベオグラード① 最大の観光スポット 共和国広場~カレメグダン公園

2015年の夏~秋ごろの3か月間、仕事の都合でセルビアの首都ベオグラードに滞在していました!
そのときに撮った写真をまとめます!

さすがに3か月分で数が多いので、ベオグラードだけで以下のように記事を分けます。
なお、時系列はばらばら。
この後も滞在中に訪れた各都市、周辺国と続ける予定です。

■■-------------------------
その1 【観光編】共和国広場~カレメグダン公園
その2 【観光編】その他ベオグラード旧市街
その3 【観光編】ベオグラード新市街
その4 【観光編】ゼムン
その5 【特別編】ベオグラードの日常
その6 【特別編】ベオグラードにたくさんあった銅像まとめ
-------------------------■■

さっそくその1からスタートです!




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ところでみなさん、セルビア(wikipedia)がどこにあるか知っていますか?
いわゆる東欧とか中欧と呼ばれるエリアに位置しています。
イタリアとかギリシャとかが近いですね。国境をはさんで北側はハンガリーです。

おそらく、セルビアというと1990年代の紛争を思い浮かべる人も多いのではないかと思いますが、今(少なくとも2015-2017年ごろ)はとっても安全です。夜中に外を歩いても大丈夫。
ちなみに多くの人が親日で、フレンドリーでやさしいです。
ご飯もおいしいし、いいことづくめ(内陸国なので魚はほとんど食べられませんが・・・)。

ヨーロッパの中でもマイナーな国ですが、とても良いところなので、少しでも世間のイメージが良くなるといいな、と思います。
3か月滞在すると、さすがに愛着が湧いてきますので・・・笑

この記事を見つけた方は、ぜひ少しでも興味を持ってくれると嬉しいです。


今回は、ベオグラードで最も有名な観光地の紹介です。
共和国広場からクネズ・ミハイロヴァ通り(Knez mihailova)を通ってカレメグダン公園へとすべて歩いて観光できる範囲です!



この交差点の向こうが共和国広場(地図リンク)。
旧市街の少し北側にあります。
あんまりインパクトのない広場ですが、日本でいうと原宿とか渋谷かな?それとも銀座?
とにかくおしゃれな店やブランド店なんかがこのあたりに集中しています。


そしてこれが広場の中心、クネズミハイロヴァ像。「クネズ」は王子の意。
奥に見えるのが国立博物館です。

このときは残念ながら工事中・・・。

Knez Mihailova像

ですが、別日に訪れたら工事終わってました!

Knez Mihailova像と国立博物館
あるときにはこんな作品も・・・。
トランスフォーマーの影響?このとき映画公開されてたかまでは覚えてないです。。。



周辺には、こんな風にオープンテラスのあるレストランやカフェがいっぱい。
セルビアの夏は最高35度を超えることも多いけど、湿度は低いので日陰は涼しくて心地よいのです。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

そして共和国広場からカレメグダン公園へ向かって続いているKnez Mihailova通りへ。
非常に幅員の広い歩行者専用道路。地元の人も、観光客も、いろんな人が行き交っています。

この真ん中の小屋みたいのはポップコーンやさん。


ギター弾きのおじさん。


変な落書き。


焼きとうもろこし売りのおじさん。


バイオリンを弾く少女。
こんな風に、子供でも演奏してお金を集めています。
これがヨーロッパの先進国とは違うところかな。


こっちは少年。


野菜や果物をおしゃれにカットした作品を展示している人も。


そして、こんなカラフルなお菓子を売っていることもありました。


ぜんぶお菓子です。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

そして、カレメグダン公園(ベオグラード要塞(地図リンク))に到着!
もとは要塞だったようです。セルビアにはこのような要塞公園が各都市にたくさんあります。
このカレメグダン公園は、その中でもおそらく最大。
早朝から夜まで、運動する人や観光客などで人が絶えません。

Knez Mihailova通りから来た時のカレメグダン公園入口。
このときはきれいな花畑もあちこちにありました。





こんな卓球台も・・・!
セルビアでは卓球やる人多いのかな・・・?
でも卓球台の上に乗っかってくつろいでて、ただの広いベンチ化してる。笑

突如現れる卓球台。

そして何と、この公園には鉄製のししおどしが・・・!
その名も「日本の泉」。こんなところからも親日国であることが伝わってきます。


鉄製のししおどし。

その名も「日本の泉」。

ちょっと話が逸れますが、
セルビアは1990年代の紛争で国際社会からは「悪者」扱いされていました。
「大量虐殺」(=民族浄化)を行ったことが最大の非難の的だったのだと思いますが、逆に大量虐殺の被害者にもなっています。でもそれがメディアにうまく取り上げられなかっただけで、国際社会は完全にセルビアの敵に。
もちろん大量虐殺は許されるものではないですが、個人的には、紛争や戦争は片一方が悪いものではなく、双方に正義があり、非があるものだと思います。

このように、国際社会から敵視されてしまったことで、紛争後にはセルビアには西欧諸国からはあまり援助が集まりませんでした。
そんな中で日本は、セルビアにも、紛争の敵であったボスニア・ヘルツェゴビナ等の国々にも分け隔てなく支援を行いました(多少西欧諸国と比べると支援の出遅れはあったようですが)。
これが結果的にセルビアや他の国からも好印象に映り、親日のマインドが形成されたようです。
(あくまで数ある考え方の一つです。)


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

カレメグダン公園はまだまだ続きます!

公園の中には軍事博物館があり、公園内にはたくさんの戦車が展示されています。
軍事博物館は有料(だったので入らなかった)ですが、戦車が展示されているエリアは無料です。

たくさんの戦車



こちらの戦車で子供たちが遊んでいます・・・。
楽しそうだけど、あまり戦車を身近に感じてしまうのもどうかと思い、ちょっと複雑な気持ち・・・。


近くでは、こんな風に拘束された風の写真を撮れるところも。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

そして、カレメグダン公園随一の展望スポットへ。
こんな風に塔の上に銅像が立っています。「勝者の記念碑」とのこと。



こんな模型もあります。


この周辺はウェディング写真スポットになっているようで、夏の土日に訪れるとだいたい綺麗に着飾った新郎新婦さんに出会えます。笑

この日は2組も!
そしてこのカレメグダン公園は、サヴァ川とドナウ川の合流地点に位置しているので、とても眺めが良いです!



木の下のベンチで休んでいるおじいちゃんおばあちゃんたち。のどか。
地元の人の憩いの場にもなっているんですね。



地面には、うまく撮れば立体に見えるような絵が描いてありました。
へたくそなのでうまく撮れない・・・。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

そして、公園内にはなんと動物園もあります!
「ベオグラード」とは、現地語では「白い街」という意味なのですが、その名にちなんで白い動物がたくさん集められているとのこと。
せっかくなので入ってみました!

動物園地図
それでは白い動物シリーズスタート!

ホワイトタイガー


リャマ

頭だけ黒い羊

これは何でしょう・・・?笑
こちらは「しろくま」。ですが、実際は薄茶色っぽい。
地元では、しろくまは高級なので買うことができず、雑種であるというもっぱらのうわさです。笑

しろくま・・・?
ほかにも、アルパカやホワイトライオンなんかもいました。
たしかに白い動物は比較的多いですね!

白い動物以外の写真はこちら。

カンガルー

クジャク

何ていうのでしょう。角が立派。
ちなみにこの動物園、すぐ外は市街地。塀があまり高くないので、動物に本気出されたら簡単に逃げ出されちゃうんじゃないかと、ちょっと不安に・・・。

塀が低くないですか・・・!?

寝てるアライグマ。かわいい。

公園内には、子供の顔に絵を描く人が。
かわいらしい。


ほかにも動物はたくさんいましたが、写真はこれでおしまいです。

動物園の外の塀にはこんなモザイクタイルが。



以上で動物園はおしまい。

特に大型の動物は、うろうろ歩いていて落ち着きがなさそうに見えました。
スペースも狭そうだったので、運動不足なのかも。
ストレスもたまるんだろうなと、ちょっと心が痛みました。

動物のための環境整備もまだまだ途上国という感じです。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

最後は夕焼け~夜景シリーズ。
この時間帯もとってもきれいですよ!


夜のライトアップもいい感じです!





以上、セルビア一の観光名所、共和国広場~カレメグダン公園でした!

まだまだ観光地の紹介は続きます!


(次回へ続く)

コメント