【回顧録編】 2015セルビア滞在その5 ベオグラード⑤ ベオグラードの日常風景

2015年の夏~秋ごろの3か月間、仕事の都合でセルビアの首都ベオグラードに滞在していました!
そのときに撮った写真をまとめます!

さすがに3か月分で数が多いので、ベオグラードだけで以下のように記事を分けます。
なお、時系列はばらばら。
この後も滞在中に訪れた各都市、周辺国と続ける予定です。

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その1 【観光編】共和国広場~カレメグダン公園
その2 【観光編】その他ベオグラード旧市街
その3 【観光編】ベオグラード新市街
その4 【観光編】ゼムン
その5 【特別編】ベオグラードの日常
その6 【特別編】ベオグラードにたくさんあった銅像まとめ
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続いてその5!ベオグラードの日常風景。




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まず手始めに滞在していた短期アパートメントの前の通りからスタート。


爽やかさが伝わるのではないでしょうか!?
ただ、日中はよいのですが、夜は暗くてちょっと怖いです・・・。

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そしてアパートメントのすぐ近くには市場があります。
セルビア語で「市場」は”pijaca”。訪れたのはBajlonijeva pijaca(地図リンク)です。
セルビアにはスーパーもありますが、市場のほうがスーパーより新鮮な食材が手に入るそう。
だからこそ地元の人は市場に行くことが多いようです。
市場には野菜・果物・肉・魚・乳製品・穀類、さらには日用品なんかも、つまりは何でも手に入る。
市場はベオグラードの街中にたくさんあります。

ただ、市場の難点は閉まってしまうのが早いこと。
仕事帰りに寄ることができないので、僕の場合は結局はスーパーで買い物することも多かったのです。でも、週末に市場に行くことはいつも楽しみでした。

市場の外観
市場の区画はこんな風にフェンスで仕切られています。最初見たときは驚きました・・・。
きっと夜遅くに泥棒が入ったり、変な人にたむろされたら困るからなんでしょうね。

そしていざ市場へ!








カラフルな野菜や果物がたくさん並んでいるので、歩いているだけで楽しい。
3か月しか滞在していませんが、それでも少しずつ並ぶ食材が変わっていって、季節の変化を感じられるのもまた良い・・・。

市場はいつも人が多くてにぎやかですし、近くにはおいしい料理を提供するお店も多いので、観光地ではないですが、ぜひふらっと訪れてみてください!

ちなみにこの市場(Bajlonijeva pijaca)はの中でも比較的規模の大きい市場です。
ベオグラード一のレストラン街であるスカダルリヤ通りの端っこにあるので、スカダルリヤに来るついでに覗いてみることをお勧めします!

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つづいては、よく行っていたスーパー(外観だけですが・・・)。
名前は”TEMPO”(地図リンク)。
ここはアパートメントから歩いて20分以上かかりましたので、ときどきしか行きませんでした。大きなスーパーなので品ぞろえは抜群。食べ物以外にも文房具や日用品はもちろん、自転車なんかも売ってました!
いつもここでは安いのでミネラルウォーターを買ってたのですが、大量に水を買って持って帰ったときは腕がパンパンになりました。笑

ちなみに、ミネラルウォーターはいろんな種類がありますが、その中でも「ROSA」が軟水という話を聞いたので、これを飲んでました。
「ROSA」の写真はありませんが、検索結果がこちらです。→リンク


そして、このスーパーには僕が唯一ベオグラードで見つけた、分別ごみ箱がありました!カラフル!
(ここ以外ではごみは全部まとめて集められています・・・。)


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ここからは何の脈絡もない市内の写真ギャラリー。


最初は、日本の国旗が描かれたバス。(よく見ると国旗が車体に描かれています。)
この正体は過去に日本のODAで供与されたバスです。
供与はもう15年近く昔の話ですが、大事に使われていて、今でも現役で市内を走っています。
「バスをくれた国」ということで、ベオグラードでは日本人が感謝されることもあるようで、日本人としてうれしいですね。



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つづいては、モデルの撮影をしていたので、隠し撮り。笑
やっぱりセルビア人はスタイルよくてかっこいいなー。


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サヴァ川のほとりで鳥に餌をやるおじさん。


こんな白鳥みたいな鳥も。



その近くではアイス屋さんで少女がアイスを買っていました。
こういう屋台もたくさん見かけます。



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街中の落書き集。

かわいらしい絵。

なぜ「美奈」・・・?



カラフルな階段。
でも色が剥げてきてる・・・。でもそれがセルビアらしい(?)




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交差点の上にはトラムやトロリーバスのケーブルが。
そしてそのケーブルに信号がくっついてる。
こういうところにヨーロッパ感を感じる。



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道端の標識。
書いてあるのはロシアの首都「モスクワ」や隣国ボスニアの首都サラエボなど、主要都市。
そして上は・・・「moon」笑

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「アルファバンク」という銀行のマーク。
カタカナの「オ」を反転させたみたい・・・。



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市内を走る公共バスの中。
ちなみに僕はこれで通勤していました。
結構住民も使ってて、通勤時間帯は混雑します。
特別に治安が悪いというわけではなく、旅行の際は有効な交通手段ですよ!
僕も滞在中はよく使ってました。路線数も多く、どこでも行きやすいです。
ただ、さすがに日本ほど安全ではないので、もし乗ることがあったら、スリには気を付けてください!



ご参考までに、セルビアではバスの乗り方が特殊なので説明しておきます。(トラムもバスと一緒です。)
バスに乗るときは、バス停に行く前に、ところどころにあるKIOSKにてカードを買ってください。関東でいうSUICAやPASMOみたいな交通系ICカード。これでバスに乗るのが一般的です。
(ちなみにこのカードは数百円くらいで買えますが、デポジット式なので返却すればカード代は返ってきます。ぼくはお土産として日本に持って帰ってきちゃいました。)
そしてバスに乗るとき/降りるときに、ドア付近の画面にカードをタッチ。日本で交通系ICカードでバスに乗るときと似たような感じですね。
ベオグラードのバスは中心部から同心円状にゾーン分けされていて、ゾーンごとに料金が決まっています。一番安い区間で100~200円しなかったような気がします。


参考になりそうなリンクを紹介します。
①調べてみたらバスの乗り方、ここに詳しく書いてあったので、参考にしてください!
Serbian Walker(日本語のセルビア案内サイトです。)
②公共交通でベオグラード市内の移動方法を検索するならこちらも使えそうです。
Easy Way Belgrade
③路線バスのルートマップも見つけました。
BelgradeMaps.com


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サヴァ川のほとりの「ベトンスキ」と呼んでたエリア→地図リンク(この辺一帯です)。
もともと倉庫だったところをレストラン街に改装したそうで、きれいなレストランが並んでいます。
ちなみに、日本料理店もあります!(壁にワインがずらーっと並んでいましたが。笑)

ベトンスキ。この先の白い屋根のある建物にレストランが立ち並んでいます。
近くには線路が。現役のようですが、一度も鉄道が通過しているところを見ることはありませんでした。



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クネズミハイロヴァ通り近くのレストラン。真っ赤な傘がずらっと。



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夕暮れ時の中心部。ここからは夜景シリーズ。


赤いトラムが雰囲気出してる。



一番アパートに近かった小さいスーパー。時々帰りに立ち寄ってました。


ちょっとした広場。ベオグラード内は、街灯のおかげで夜の街がオレンジ色でした。


アパート近くの教会。
ちゃんとライトアップしてる。


トラム。車体が古くてしょっちゅう故障していました。


これはなんと「給水車」。うしろには蛇口がついていて直接水を飲んでいる人もいました。


いい感じの夕暮れ。



サラエボのバシチャルシアのレプリカ。
スカダルリヤ通りの一番下、先ほど紹介した市場、Bajlonijeva pijacaの目の前にあります。



花屋さんのかわいいうさぎ。



共和国広場。


新市街へ向かう通り。奥のほうが新市街です。


夜の市場。フェンスがあるので入れないですが、あまりにも人気がなくてちょっと怖い。



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ちょっと街並みからはずれますが、
アパートにはテレビもあったものの、すごく古そうなブラウン管・・・。笑
画質もすごく悪いのでほとんど見てなかったのですが、ある日テレビをつけたら偶然にも日本のドラマが・・・!
竹中直人が出てる社交ダンスのドラマみたい。





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そして最後、忘れてはならないのがこちら。
2015年、大量の難民が中東やアフリカからEU諸国へ向かっていく中、セルビアはその通過点となっていました。

大量の難民が講演でテントを張って生活していて、衝撃的でした。

本当は写真を撮ることもはばかられたのですが、少しだけ撮影しました。

難民用に設置されたトイレ

公園で生活する難民



なお、この後1~2か月の間にベオグラードにいる難民が激減しました。
しかしこれは、難民の人数が減ったわけではなく、ハンガリーがセルビア国境を封鎖したことから難民の移動ルートが変わり、それでベオグラードがルートから外れただけのようです。

彼らが無事目的地へたどり着けるよう祈ります。


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以上、ベオグラードの日常風景でした。
最後はちょっと暗い感じになりましたが、ベオグラードでの生活自体はほとんど不自由なく、セルビア人も新日で非常に親切にしてくれました。

バスでお年寄りや子供連れがいるとすぐに席を譲ったり、ことあるごとにレディーファーストを実行したりと、日本人も見習わなければなと思うところも多々。

次はかなりマニアックですが、ベオグラードにたくさんあった銅像を紹介して、それからこの滞在中に訪れた他の年も紹介していきたいと思います!

(次回へ続く)

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